07/12/12 09:47:20
次期衆院選で北海道1区の党公認候補に名乗りを上げている自民党・杉村太蔵衆院議員(28)が
11日、「党の公認がなくても出馬する」と激白。無所属での“強行出馬”も辞さない構えを示した。
この日の党選挙対策委員会で決まった次期衆院選の候補者選定基準で小泉チルドレンを優遇しない
方針に触発され、大噴火。公認決定を先送りにされている状況にいら立ちを隠せない様子で「誰が
何と言おうと北海道1区から出馬する」と明言。不退転の決意を示した。
怒りの「強行出馬宣言」だ。北海道1区の党公認候補に手を挙げて以降、初めて公の場で語った
太蔵氏は国会内に響き渡るような大声で心情を吐露した。
「公認するかどうかは党の判断ですよ。ただね、選挙に出馬するかしないかは私の判断ですから。
私は誰がなんと言おうと次期総選挙、北海道1区から出馬します」
怒りの背景は、党選対委がこの日決めた候補者選定基準にある。新基準では比例単独候補の
人数を極力絞り込むなどの方針が確認された。05年の郵政選挙で「刺客」や女性候補を比例上位
に登載するなどの優遇措置に「待った」をかけたもの。冷遇される「小泉チルドレン」の代表格の太蔵氏
が自身の処遇が決まらないことも相まって、党への不信感を爆発させた。
「いくら年が若いからと言って、私は現職ですよ。現職の強みは大臣に会おうと思えば会えるんです。
(官庁の)局長に『来て下さい』と言えば来るんです。内閣総理大臣にだって4、5人でまとまっていけば
直接会って地元の強い要望を伝えることができるんです。これが代議士でしょ?」
北海道1区の公認争いをめぐり、2日に自民党北海道連の選考会が行われたが、結論に至らず。
太蔵氏は現職議員の立場を考慮されず、選挙未経験のライバルと同じ立場で争う現状にも激しく
かみ付いた。
太蔵氏の猛反発に道連関係者は困惑気味だ。「現職に対して多少失礼な面はあったかもしれない」
と釈明しつつも「真っさらな状態で候補者を選びたいという考えがある。杉村議員は面接の時『選考は
同じ条件にするべき』と言っていたのに」と話す。党の選対幹部は「予備選がいいも悪いも、党本部は
道連と調整している」と話すにとどめた。
意を決した比例区から選挙区へのくら替えにもかかわらず、公認選定を先送りにする道連をけん制した
形の太蔵氏。「公認したかったらしたらいい。公認したくなかったら…しなきゃいい。不眠不休で
頑張りますよ」
悲痛なまでの訴えはどこまで届くのか。
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