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マウスの骨髄から、神経や筋肉に変化する高い能力を持つ「神経堤幹細胞」と
呼ばれる特殊な細胞を採取することに、慶応大の岡野栄之教授(生理学)らが
成功した。
この幹細胞を病気やけがの患者から採取できれば、拒絶反応のない再生医療が
実現する可能性がある。研究成果は科学誌「セル・ステム・セル」に発表した。
神経堤細胞は発生の段階で、体のあちこちに移動し、末梢(まっしょう)神経や
筋肉などに変化する。その一部は、成長後も高い増殖能力を持ち神経や筋肉
などに変化できる幹細胞として、体内に存在することが知られていた。
研究チームは、発生段階で神経堤細胞がどのように移動しているのかを詳しく観察。
一部は、胎児期に血液細胞の基になる細胞とともに、血管内に入り、生まれる直前に
骨髄に到達することを明らかにした。
実際、マウスの骨髄細胞約1000万個に一つの割合で神経堤幹細胞を採取する
ことにも成功した。マウスの顔面皮膚や脊髄(せきずい)の近くの神経節にも神経
堤幹細胞が存在し、場所により増殖能力などに違いがあった。
ソース:URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
読売新聞 2008年6月1日
※依頼スレ#626より立てました