08/05/20 17:15:15
佐賀女子短大(佐賀市)の長谷川亨教授(公衆衛生)らの研究グループは、
アルツハイマー病のマウスを使った実験で、脳からホモシステイン酸という
物質を減らすと記憶・学習能力が回復したと発表した。
7月に米シカゴで開かれる国際アルツハイマー病学会で発表する。
長谷川教授によると、ホモシステイン酸はホモシステインなどのアミノ酸から
生成され、同病の原因物質とされるβ(ベータ)アミロイドを蓄積させる。
実験では、同病を発症したマウス6匹のうち3匹の脳に3日に1度、3週間に
わたりホモシステイン酸を減らす抗体を注射。水をためたおけの中でゴールに
たどり着く時間を計測し、注射しない3匹と比較した。
その結果、注射した3匹は健康なマウスと同程度まで記憶・学習能力が回復した。
長谷川教授は「ホモシステイン酸自体がアルツハイマー病の原因物質である
可能性もある」としている。
ソース:URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
読売新聞 2008年5月20日
※ご依頼いただきました