08/04/29 20:48:33
NASAの火星探査ローバー(Mars Exploration Rover)がソーラーパネルに
積もった砂埃の影響で発電量が減少。探査計画にも支障がでる状況となり、
「ソーラーパネルに積もった砂埃の除去方法を教えてください、お分かりの方は
NASAまでご連絡ください」とする冗談とも付かないプレスリリースを発表する
状況にまでなっていることが20日、NASAの発表によって明らかとなった。
火星探査ローバー「スピリット(Spirit)」の場合、過去4年にも渡る探査活動の末、
ソーラーパネルの表面にはびっしりと砂埃が堆積。特に、昨年は火星の半球全体に
広がる大規模な砂嵐が発生したために、これまで以上の砂埃が堆積。
これらの堆積物のため、ソーラーパネルの発電素子まで届く光りの量は、正常な
状態の3分の1にまで減少するなど、ソーラーパネルによる発電に依存している
火星探査ローバーの運用はいよいよ瀬戸際の状況にまで追い込まれてきている。
NASAでは今のところソーラーパネルに積もった砂埃は時折吹いてくる突風によって
吹き飛ばされることを期待するしか方法はないと、現在の状況を半ば諦めがちに述べている。
画像は火星探査ローバー「スピリット」のソーラーパネルの状態を撮影した拡大画像。
左側が現在の状態。右側が火星に着陸した初期の状態。
ソース:URLリンク(www.technobahn.com)
画像:URLリンク(www2.technobahn.com)
Technobahn 2008/4/26 16:30