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<ツキノワグマ:四国は本州と異なる遺伝子型 独自の進化>
四国のツキノワグマは、本州のツキノワグマと異なる独特の遺伝子型を持つことが、
小池裕子・九州大教授(古生物学)らの分析で分かった。
四国のツキノワグマは、森林伐採などで餌が減少し、生息数は最大で数十頭と推定される。
絶滅を防ぐために、対策強化が急がれそうだ。
研究チームは、徳島、高知両県にまたがる剣山山系に生息する4頭と過去に捕獲された
7頭からDNAを抽出。本州のツキノワグマと遺伝子型を比べた。その結果、遺伝子型が
異なるうえ、瀬戸内海誕生(約1万年前)前の約5万年以上前から、独自の進化を始めて
いたことも判明した。
研究チームの安河内彦輝(やすこうちよしき)九州大大学院生は「四国が本州から分かれる
前に違いが生じていたことになる。何が背景にあるのかを探りたい」と話す。【足立旬子】
毎日新聞 2008年4月11日 10時13分(最終更新 4月11日 11時58分)
URLリンク(mainichi.jp)
固有の遺伝子型を持つ四国のツキノワグマ=NPO法人「四国自然史科学研究センター」提供
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