08/03/31 21:30:00
<赤ちゃんの2割が不足気味 京大講師が1120人調査>
国内で生まれた新生児の2割が丈夫な骨をつくるのに必要なビタミンDが不足し、母乳だけで
育てると、粉ミルクの場合と比べ欠乏状態が長引く可能性があるとの調査結果を、京都大の
依藤亨講師(小児内分泌学)がまとめ、31日発表した。
ビタミンDは、日光を受けて皮膚内でも合成される。欠乏すると骨が曲がる「くる病」などを
発症する恐れもある。
依藤講師は「母乳は望ましい栄養だが、ミルクに比べてビタミンDが少ない。不足分を十分に
補えない可能性があり、赤ちゃんに短い日光浴をさせるなど配慮が必要だ」と指摘する。
研究では、京都市内の生後5-7日の新生児1120人を対象に、ビタミンD欠乏の目安と
考えられる頭の骨の軟らかさを調べたところ、22%(246人)が不足気味と判明。
日照が少ない時期に妊娠期間を過ごした4、5月生まれの新生児は、30%前後と高かった。
2008/03/31 18:35 【共同通信】
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