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◇iPS細胞から視細胞 理研と京大、マウスで成功(03/02 15:37)
マウスの皮膚でつくった人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、網膜にあって光を感じる視細胞をつくることに、
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代チームリーダーと
京都大の山中伸弥教授らが2日までに成功した。
人のiPS細胞でも同様の実験を開始。
患者本人の細胞を使えば、移植しても拒絶反応が起きないメリットが期待できる。
高橋リーダーは「網膜色素変性症などの再生医療実現につながる一歩だ」としている。
13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。
理研はこれまで、人の胚性幹細胞(ES細胞)から視細胞を効率良くつくるのに成功している。
今回は山中教授が作成したマウスのiPS細胞を使い、同様の手法で網膜の前駆細胞をつくり、
さらに視細胞に分化させるのに成功した。
他人の受精卵からつくられるES細胞と違い、iPS細胞には患者と同じ遺伝子を持たせることが可能で、
移植時の拒絶反応が避けられる。
高橋リーダーは「分化能力の点でiPS細胞とES細胞は似通っている。次は人のiPS細胞から網膜細胞づくりを
試したい」としている。
ソース:北海道新聞
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
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