08/02/16 11:13:39
生態系に与える環境変化などの観点から全世界の海域を対象に行った調査・研究の結果、
地球上でもっとも環境破壊が進んだ海域は東シナ海から日本海にかけての海域と北海の
イギリス・スコットランド東岸の海域であることが14日、全米科学振興協会
(American Association for the Advancement of Science)での研究発表により明らかとなった。
この研究発表を行ったのは米生態学の分析と総合に関するナショナルセンター
(National Center for Ecological Analysis and Synthesis)のベンジャミン・ハルパーン博士を
中心とする国際研究グループ。
研究グループは、魚の乱獲、海水面温度の上昇具合など環境破壊に関する17のデータ項目を
使って、それらがサンゴ礁、大陸棚など20の異なる環境の生態系にどのような影響を与えているかを、
全世界の海洋を対象に細かく分析。その結果、地球上でもっとも環境破壊が進んでいる海域は
東シナ海の中国沿岸から日本海の対馬海峡の海域と、北海のイギリス・スコットランド東岸の付近
であるということを突き止めた。
研究グループでは、何百万人もの人類が海洋の生態系の恩恵を受けて生活している、とした上で、
今回、環境破壊がもっとも進んでいると判明した海域の近隣諸国は早急に海域の環境破壊を
食い止める努力をしなければならないと警鐘を鳴らした。
画像は研究グループが製作した海洋の環境破壊の度合いを示すマップ。
URLリンク(www.technobahn.com)
ソース:国際研究グループ、最も環境破壊が進んだ海域は日本海と北海
URLリンク(www.technobahn.com)