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iPS細胞の講習会 理研が08年度から計画
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)が、京都大の山中伸弥教授らが開発した
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の扱い方などの研究技術を伝える講習会を08年度から開く計画を
進めていることが分かった。再生医療にかかわる大学や公的研究機関、製薬企業などの研究者たちを
対象にする。
同センターは、iPS細胞から網膜細胞などの様々な細胞や組織を作り出す研究を進めている。
これまでに蓄積した胚(はい)性幹細胞(ES細胞)のデータとの間で機能を比較分析し、メカニズムの
解明にも取り組む。iPS細胞を含む幹細胞研究は、国を挙げて推進する。それを支援する中核組織の
一つとなる。
同センターの笹井芳樹グループディレクターは「3年内に多くの研究施設でiPS細胞を使ってもらいたい。
成果や技術を伝え、研究のすそ野が広がるように支援していきたい」と話している。
朝日新聞
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