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臓器移植に朗報、骨髄の同時移植で拒絶反応を抑制
ロサンゼルス─臓器移植の際に大きな問題となる拒絶反応を、骨髄の同時移植で抑制することに、
米国の医師らが成功した。臓器移植に向けた朗報として期待されている。
米マサチューセッツ総合病院の医師らが24日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。
同病院の医師らは、腎不全の患者5人について、腎移植前に患者の免疫力を抑える薬を投与。
その上で、両親や子供など近親者から提供を受けた腎臓を移植し、同時に骨髄も移植した。
その結果、患者5人のうち4人が、約1年後から免疫抑制剤の投与が不必要になり、腎臓移植後2─5年後も
順調に腎臓が機能しているという。残る1人については、移植に失敗し、腎臓の再移植を受けて免疫抑制剤を
服用している。
臓器移植の際に大きな問題となる拒絶反応は、生体の免疫機構の働きによるもの。同病院が手がけた手法により、
他の臓器移植でも拒絶反応を抑制させる可能性がある。
CNN
URLリンク(www.cnn.co.jp)
HLA-Mismatched Renal Transplantation without Maintenance Immunosuppression
URLリンク(content.nejm.org)