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東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センターの岩倉洋一郎教授らは、自分自身の正常な細胞を
攻撃する関節リウマチなど、自己免疫疾患に関与する新たな遺伝子を発見した。関節炎のときに発現が増
える「Dcir」という遺伝子に着目したところ、この遺伝子が自己免疫疾患の発症を抑制していることが分かった。
免疫の維持に重要な役割を果たすこの遺伝子に変異が生じると、自己免疫疾患が発症しやすくなる。
関節リウマチなどの病態解明のほか、新しい治療法の開発につながるものと期待される。
研究の成果は20日の米科学誌「ネイチャー・メディシン」に掲載された。
Dcirは膜たんぱく質の一種で、免疫細胞の一つ樹状細胞で主に発現、樹上細胞の増殖などを調節して
いる。この遺伝子を人工的になくしたマウスを作製したところ、加齢とともに自己免疫疾患によく似た症状が
起きるようになった。
日刊工業新聞
URLリンク(www.nikkan.co.jp)
Dcir deficiency causes development of autoimmune diseases in mice due to excess expansion of dendritic cells
Nature Medicine
Published online: 20 January 2008 | doi:10.1038/nm1697
URLリンク(www.nature.com)