08/01/12 17:43:49
ロシアの西シベリアで発掘された生後約半年の冷凍マンモス「リューバ」の全身の詳しい構造が、
慈恵医大の鈴木直樹教授らのコンピューター断層撮影法(CT)解析で明らかになった。
計測データを基に再現されたコンピューター画像では、全身の骨格や筋肉の組織などの様子が
くっきりと映し出されている。
腸などの消化器も残っており、内部の食べたばかりの内容物も確認された。全身に目立った外傷
や病気の痕跡はなく、氷を踏み抜いて冷たい水の中で水死したと推測される。鈴木教授は「草など
のエサに恵まれた環境で元気に動き回っていたこの個体の当時の生活ぶりの一端をうかがうこと
ができた」と話している。
リューバは、昨年5月に発掘された。今回のCT解析に合わせて日本に輸送され、東京都千代田
区の丸の内ビルディング1階の「マルキューブ」で来月3日まで公開されている。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)