08/01/08 13:08:27
国の重要な科学技術基礎施設プロジェクト―「東半球空間環境地盤総合観測子午鏈」
(「子午プロジェクト」と略)の建設工事が5日、始まった。中国の宇宙環境研究に
またしても大きな一歩が記される。
「子午プロジェクト」は東経120度の子午線に沿い、北は黒竜江省漠河県から北京、
武漢を経て海南省から南極の中山基地まで伸び、上海、武漢、成都、拉薩(ラサ)を
つなぐ北緯30度付近の東西の観測ステーション15カ所と共に大型ネットワークを成す。
プロジェクトには建設期間の3年で1億6700万元が投じられ、宇宙環境の観測、
データ取得、通信、研究、予想などの機能が備わる。完成後は地表、上空20~30キロ
から数百キロの中層・上層大気、電離圏、磁気圏を継続観測すると共に、惑星間空間の
磁界と電界、中層・上層大気の風向、密度、温度、成分および電離圏、磁気圏と惑星間
空間におけるパラメータなども観測する。得られたデータは、これら大気圏や宇宙空間
環境と中国の天候災害との関連性、およびその予報方法を研究するのに必要な基礎となる。
ソース 朝日新聞
URLリンク(www.asahi.com)