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【技術】米フォード社、水素貯蔵技術を開発 低温低圧下での吸収/放出が可能に - 暇つぶし2ch1:まぁいいかφ ★
07/12/28 20:18:16
 水素自動車を実現するためには、ガソリンと同じように、燃料タンクに簡単に注入できるように
しなければならない。さらに、飛行船「ヒンデンブルグ(Hindenberg)号」の爆発事故などに対する
恐怖心もぬぐい去る必要があるだろう。

 こうした中で米Ford Motor(フォード・モーター)社は現在、3種類の水素化物を使った自己触媒
反応技術の開発に取り組んでいる。この技術が実用化されれば、ガソリンと同じように、水素を
燃料タンクに簡単に注入できるようになりそうだ。
開発中の新技術は「Ternary Hydride Autocatalytic Reaction(3元系水素化物の自己触媒反応」
と呼ぶ。Mg(マグネシウム)とLi(リチウム)、H2(水素)の化合物である固体の半金属(Semi-metal)に、
水素を貯蔵する。水素の吸収と放出を極めて速く行えるとする。自己触媒反応自体は広く
知られており、水素吸蔵合金に水素を貯蔵する手法がたびたび提案されてきた。
しかし、これまでは、水素を放出する際に、温度と圧力を高くする必要があったため、
実用化は困難と判断されていた。 

 Ford Motor社のJun Yang氏が率いる研究チームは、米University of California、Los Angelesと
共同で、低温と低圧の環境でも自己触媒反応を起こさせる手法を開発した。その手法の鍵と
なったのは、Li2NH(リチウム・アミド)とLiBH4(リチウム・ボロンハイドライド)、MgH2(マグネシウム・
ハイドライド)という3種類の半金属を組み合わせる手法にある。3種類の水素化物を2対1対1の
割合で混ぜることで、150℃と低い温度と、自動車に適用可能な低い圧力の環境で水素を
放出できることを実証した。

 自己触媒反応のメカニズムを利用すれば、ガソリンを液体タンクに入れるのとほぼ同じ速度で、
水素を「固体」タンクに注入できることがすでに実証されている。しかも、アンモニア(NH3)などの
副生成物は発生しない。通常、1種類、もしくは2種類の水素化物を使う場合は、副生成物が
発生してしまう。(R. Colin Johnson:EE Times)

ソース:EE Times Japan
URLリンク(www.eetimes.jp)


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