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次世代ディスクに利用も 新型レーザー開発 京大教授ら
次世代の高密度光ディスク用光源にできる可能性を持った新型の面発光レーザーを開発することに、
京都大学工学研究科の野田進教授(光量子工学)らのグループが成功した。20日付の米科学誌サイエンス
(電子版)で発表した。
光が半導体内の電子のように振る舞う「フォトニック結晶」と呼ばれる新技術を活用した。窒化ガリウム
の薄板に光の波長の間隔で穴を開けた結晶状構造を発光層として持つ。これに光閉じ込め層などを重ね、
層の一番上と下につけた電極を通じて電流を流すと、0.1ミリ角の面の上方に向かって波長400ナノメートル
(ナノは10億分の1)の青紫色の光が出た。
現存する半導体レーザーよりも格段に小さなスポットまで絞れる基本原理を持ち、高密度光ディスクや
微小物質の観測などの光源として利用できそうだ。
朝日新聞
URLリンク(www.asahi.com)
GaN Photonic-Crystal Surface-Emitting Laser at Blue-Violet Wavelengths
Science DOI: 10.1126/science.1150413
URLリンク(www.sciencemag.org)
科学技術振興機構プレスリリース
青紫色GaNフォトニック結晶面発光レーザの電流注入発振に成功
URLリンク(www.jst.go.jp)