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新型万能細胞iPS、作製効率4倍に・京大の山中教授ら
京都大学の山中伸弥教授らの研究チームは11日、神経や臓器など体の様々な組織や細胞に
成長する能力を持つ新型万能細胞(iPS細胞)の作製効率を4倍改善する手法を見つけたことを
明らかにした。従来の万能細胞に比べるとまだ効率は低いが、実用化へ向けて前進した。
山中教授らは人の皮膚からiPS細胞を作ることに世界で初めて成功したが、当初は細胞に
組み込む4つの遺伝子のうち1つはがんを起こす可能性があった。その後、このがん遺伝子を
除いた3つで作製する手法を開発。ただ、作製効率は従来の100分の1に落ちるのが難点だった。
今回、これを改善するマイクロRNA(リボ核酸)という分子を見つけた。作製効率は4倍高まり、
従来の25分の1にできるという。
日本経済新聞
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