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国が想定する東海地震の約3倍もの地殻変動をもたらす「超」東海地震が、この5000年に
少なくとも3回起きたことが、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)近くのボーリング
調査からわかった。この後、もう1回発生しているとみられ、1000年周期の可能性がある。
次の東海地震が「超」タイプになるのではないか、という専門家の指摘も出ている。
2日まで神戸市であった日本第四紀学会で発表された。
調査したのは、産業技術総合研究所(産総研)活断層研究センターの藤原治研究員と北海道
大学の平川一臣教授らのグループ。05~07年に浜岡原発から東約2キロの地域で計8カ所、
深さ十数メートルのボーリング調査を実施した。堆積(たいせき)物の年代測定などをして調べた。
その結果、東海地震が8000年以上前から100~200年周期で起きていることを確認した。
加えて、大きな隆起を伴うため、想定東海地震とは別のタイプとみられる大規模地震が、
約4800年前、3800~4000年前、2400年前ごろの計3回、起きていたことがわかった。
年代は特定できていないが、この後にも同タイプが起きたとみられており、「1000年前後に1度、
より大きな地殻変動を起こす地震があることが分かった」と藤原さん。
東海地震説を提唱し、国が対策に乗り出すきっかけを作った石橋克彦・神戸大教授は
「見つかった超東海地震は、詳しいメカニズムはわからないが、予想されている東海地震より
大きなものであるのはほぼ確実だ。次に来る東海地震は、このタイプになる可能性もあり、
備えが必要だろう」と指摘する。
(以下略)
朝日新聞
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