08/01/17 20:11:27
平成20年1月17日
NHK広報局
職員の株取引をめぐる証券取引等監視委員会の調査について
NHKが平成19年3月8日午後3時に放送した外食産業のゼンショーが回転寿司チェーンの
カッパ・クリエイトをグループ化するというニュースに関連して、職員3人が株のインサイダー取引
を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会(SESC)が昨日、任意の調査に入りました。
◆対象者
報道局テレビニュース部制作記者(33歳)
岐阜放送局放送部記者(30歳)
水戸放送局放送部ディレクター(40歳)
NHKでは事態を重く見て、昨日、調査委員会を設け、3人の職員から事情を聞くなど事実関係の
調査を始めました。これまでの調査に対して3人は、当日カッパ・クリエイトの株を1000株から
3000株程度買い、翌日売って10万円から40万円程度の利益を得ていたと話しています。
このうち2人については、放送直前に原稿システムの端末でニュースの内容を知り、株取引を
したことを認めましたが、ひとりはインサイダー取引については否定しています。
NHKとしては今後、SESCの調査に全面的に協力するとともに、調査委員会で事実関係の解明を急ぎ、
調査結果が出た時点で厳正に対処します。あわせて、抜本的な再発防止策を速やかにとりまとめ、公表します。
以上
橋本会長コメント
平成20年1月17日
インサイダー取引の疑いで職員が調査を受ける事態となり、誠に遺憾です。
高い倫理観が求められる報道に携わる者が、報道目的のための情報を自己の
利益のために悪用したことは許されざる行為であり、視聴者の皆さまに
深くおわびいたします。処分については、調査結果を待って厳正に対処するとともに、
抜本的な再発防止策を速やかにとりまとめます。
以上
URLリンク(www3.nhk.or.jp)