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欧州議会、売春にレッドカード 2006/03/08
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欧州議会は「売春レッドカード・キャンペーン」を立ち上げ、ドイツにおけるサッカー・ワールドカップ期間中ドイツ国内に売られる女性の取り締まり強化を欧州委員会、欧州連合閣僚に呼びかけた。
6月9日より7月9日までドイツで開催される一大スポーツイベントが性産業の需要を拡大させ、強制売春の被害を増大させる危惧がある。
強制売春の被害にあう女性や少女は毎年数千人に上る。その多くは、東欧やバルカン半島の貧しい国の出身。
外国の働き口紹介という形で欺かれた組織犯罪の被害者である。
ジュリアン・スコラ社会党議員はIPSの取材に、人身売買、強制労働は現代における奴隷制であり、ヨーロッパ中の警察が協力して期間中の被害拡大を防ぐ必要性があると指摘した。
フランコ・フラチニ委員は、EU非加盟国にワールドカップ期間中のビザ取得を求めるなど規制の強化を提案。
さらに、この問題に対する意識の喚起、資金の供給も促す予定だという。
ヨーロッパ女性ロビー(European Women’s Lobby:EWL)のメアリ-・マクフェイル事務局長はIPSの取材に応じ「売春はゲームではない。ワールドカップ期間中、女性の体を搾取することについて男性1人1人が自問してほしい」と語った。
EWLによれば、ドイツ女性団体はナショナルチームならびにサッカー協会に働きかけを行っているが、まったく無視された格好となっており、ドイツ当局もなんらの防止策も講じていない。
ドイツでは売春は違法行為ではなく、スタジアムの隣に仮設の売春小屋が建つことも考えられる。
人身売買と女性に対する暴力を防ぐために取り組んできた欧州議会による、ワールドカップ期間中の売春防止の呼びかけについて報告する。