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東京都渋谷区の歯科医院長を務める男性歯科医師が、依存性の強い向精神薬「リタリン」
256錠を調剤薬局から不正に入手していたことが都薬剤師会の調べでわかった。通常服用
する量の1カ月半分。11月以降、偽造した処方箋(せん)を持って都内の薬局を回り、4カ所
で入手していた。薬局側や保健所は、詐欺や有印私文書偽造・同行使にあたる疑いもある
として警視庁に通報。この歯科医院は12日、年内いっぱいの休止届を渋谷区保健所に
出した。
都薬剤師会によると、最初の不正入手は11月14日。この歯科医が新宿区の薬局を訪れ、
「わたしは精神科医だ。リタリンをくれるまで帰らない」などと言い、84錠を入手。その後、
同月27日に世田谷区、今月1日に渋谷区、4日に足立区の薬局で計172錠を手に入れた
という。リタリンは通常、1回2錠1日3回服用するという。
歯科医は11月上旬から今月6日にかけ都内の薬局に連絡し、4店のほかに少なくとも
8店で入手を試みたが、薬局側は、医師を名乗って薬局を訪れること自体が不自然だ
などとして断った。
渋谷区保健所によると、この歯科医は歯科医の免許しかない。リタリンは本来精神科
などの医師が処方し、歯科医の資格だけでは処方できない。
薬局に出した処方箋では、医師資格のない女性の名前を処方医としたり、実在しない
医療機関名を記載したりしていた。不正入手した4件のうち3件では、患者として20代の
同じ女性の名前を記載。歯科医は若い女性を伴って薬局を訪れたという。女性の住所は
その都度、薬局の所在地の近くとしていた。
渋谷区保健所は「歯科医側に報告を求めたが、本人と連絡が取れず、歯科医院を経営
する医療法人からも回答が得られない」としている。
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