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★熊谷氏の豪快な発想に評価の声
民主党が大阪府知事選への出馬を要請した大阪大大学院工学研究科の
熊谷貞俊教授（６２）は、ロボットの「知能」をテーマに研究を続けてきた
専門家として、学会では有名だ。
同じ工学研究科の教授は、熊谷氏を「仕事は緻密（ちみつ）だが、
豪快な発想と細部にとらわれない広い視野を持つ。
リーダーシップがあり（知事に）適任だ」と期待している。
東京大工学部を卒業後、１９９０年大阪大教授に。実兄の信昭氏も
大阪大学の学長を務めた。最近は安全や安心をテーマに講演することが多く、
研究テーマにからめて「安全や安心についても、１カ所で集中管理するのは無理」
と話し、危機管理の“地方分権”を主張している。
大阪府豊中市で生まれ育っただけに、大阪の現状には強い危機感を持つ。
「行政は府民が何を望んでいるのか知ることをあきらめている」と手厳しい。
中学から始めたサッカーは、大学の時に近畿大会に出場するほどのめり込んだ。
出馬すればライバルとなる弁護士でタレントの橋下徹氏（３８）は
ラグビー選手の経験があり「スポーツマン対決」としても注目されそう。
ただ知名度で橋下氏に大きく水をあけられているのは明白。
機械相手に培った経験が、知事としてどこまでアピールするかは未知数だ。
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