07/12/13 04:01:46 0
好景気を示すデータを見ても、その恩恵にあずかっているのは一部だから、大半の人は
ストレスを感じるだけだと思う。
例えば、大手企業のボーナス平均。それが幾らだろうが関係あるのは一部で、大半は
「そんなにもらってるのか」という嫌な印象を受けるだけである。日本の問題は格差である
から、ボーナス無しが何%、1~10万、10万~20万が何%…と金額別にした方が、
余程社会の現状を現すことになると思う。
新卒の就職内定率のデータも、あまり意味がない。前年比何%アップ、とめでたく報道
されることが多くなったが、同じ内定でも、その中で契約社員の割合がどれくらいなのかは、
示されない。景気を示すデータは、よく誤魔化(ごまか)されやすい。フリーターの概念は
年齢で区切られるから、その「実数」は人口比率を見れば減るのは当然で、それをあたかも
景気回復のように発表するのはおかしい、とは以前にも書いた。
「ワーキング・プア」という言葉もある。働いても賃金が少ない状況である。格差を語ると
すぐ「自己責任」と言う人がいるが、現在の日本の雇用体系ならそうなってしまう人が出る
のは当然で、つまりその雇用体系全体を見直すことが必要なのである。自己責任という
言葉は社会や国の問題を都合よく誤魔化す言葉で、そう言えば済んでしまうというような、
思考停止の言葉だと僕は思う。
今回は何とか見送られそうだが、生活保護費の引き下げ、という話もある。理由は低所得
者世帯より支給額が多いから。だったら低所得者の所得を増やす政策をとればいいだろう。
このような現状で無駄な税金が使われているニュースを見ると、さらに腹が立ってくる。
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