07/12/12 23:30:47 0
栃木県さくら市で主婦、小林はるみさん=当時(41)=が保険金目的で夫らに殺害されたとされる事件で、
遺族が11日、はるみさんの殺害や、はるみさんの2男=同(7)=の転落死の真相解明を求める公開質問状を
県警に提出した。
質問状は、はるみさんの母親の伊藤菊代さん(64)と米田軍平弁護士が提出し、10日以内の回答を求めている。
宇都宮地検に対しても口頭で捜査を要請した。
県警の調べによると、2男の善輝ちゃんは平成16年2月、県営住宅4階の自宅ベランダから転落し、死亡した。
はるみさんは今年2月、自宅に隣接する夫の小林広元社長=自殺、当時(58)=の会社事務所で、
野沢正人被告(28)らに首を絞められ、殺害されたとされる。
小林元社長は15年4月のはるみさんとの結婚と善輝ちゃんらの養子縁組に際し、
はるみさんに5000万円(後に4000万円を増額)、善輝ちゃんには8000万円の生命保険をかけた。
当時の県警の調べで、善輝ちゃんは事故死と判断され、小林元社長に保険金が支払われた。
伊藤さんと米田弁護士は11日、県弁護士会館で記者会見した。
質問状では、善輝ちゃんの転落位置や当時の体重記録、当日の天気や風速などの資料を添付し、事件の可能性が高いことを主張。
(1)どのような捜査をしたか。特に保険金殺人を否定した根拠
(2)事故と判断した時期と根拠
(3)現在の捜査状況と見通し
について回答を求めた。
また、はるみさんの事件が起きた当時のさくら署長と小林元社長の親交が、「犯意を固めた」として県警側にも責任があると主張。
(1)当時の署長と小林元社長らとの関係を調査したか
(2)調査したとすれば、その関係が小林元社長らの殺意形成と犯行の隠蔽(いんぺい)にどう影響したか
(3)調査しなかったとすれば、なぜか
の回答を求めた。
伊藤さんは「放火のときにもっと調べてくれれば、第二の犯行はなかったと思うと、悔しくてやりきれません。
一日も早く真相を明らかにしてほしい」と話した。
質問状が提出されたことについて、県警は「現段階ではコメントすることはありません」としている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)