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アレルギー体質の娘を持つロサンゼルスの夫婦が、娘をトラブルから遠ざけようと奮闘する
中で、化学物質を含まず、後の水洗いも必要ない自動車用洗剤を発明した。
ロサンゼルス・タイムズによると、ジェフとリサのペリ夫妻が発明した「グリーンアース・
ウォーターレス・カーウォッシュ」は、まだ発売から５カ月だが、総合病院や州内最大規模の
レクサス販売店から注文を受けるようになった。洗車には通常、自宅なら 80～140ガロン、
商用の洗車機では20～45ガロンの水が使われるため、水と一緒に流される化学物質が環境に
及ぼす影響や、水の大量使用による飲み水不足を懸念する消費者は多い。
洗剤の発明につながったきっかけは、娘のケイラちゃん（１つ）のアレルギー体質だった。生後
20カ月の間に、身の周りのあらゆるばい菌に感染し、肺炎に２度かかり、数十回の発熱を起こし、
抗生物質の処方は18回受けた。
原因が分からないまま何人もの医者にみせた夫婦は、アレルギー治療の専門で免疫学者でも
あるリタ・カチル医師の提案に従い、家の中から全ての洗浄剤（クリーナー）や化学物質を
なくすと、アレルギーが１週間で治った。その後２人は、娘が最もひどいアレルギー反応を
起こした自動車用洗剤について考え、化学物質を含まず、水洗いもいらない洗剤の開発を
思い立った。
２人は化学者の協力を得て、天然で刺激性の低い素材を使った洗浄剤を開発し、５月までに
テキサス州の工場で生産を開始。６月にオンライン販売を始めた。資金は、リサさんの両親からの
寄付と夫妻の貯金合わせて約10万ドルをつぎ込んだ。車の塗装を傷めず、わずかな量で汚れを
落とせるグリーンアースの販売を伸ばす上で現在の課題は、「水なしでもOK」という特長に対する
消費者の疑念の解消だという。
URLﾘﾝｸ(www.usfl.com)