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★有名タレント「アニメ」声優起用 「本職」が失業危機、転職も
・新作アニメ映画の声優に人気タレントを起用する例が増えている。制作サイドの狙いは
話題作り、アニメファンの裾野を広げたい、ということらしい。これで、困っているのが
本職の声優さん。仕事が奪われる流れは止まらないようで、「声優さんの今後」を心配
する声も出ている。
例えば2007年公開アニメ映画で人気タレントが声優として起用されたのは、「シュレック3」の
藤原紀香さん、浜田雅功さん。「ピアノの森」の上戸彩さん、「ベクシル-2077日本鎖国-」の
黒木メイサさん、谷原章介さん、松雪泰子さんら。
これから公開されるものは、「ザ・シンプソンズ MOVIE」の和田アキ子さん、所ジョージさん。
「サーフズ・アップ」の小栗旬さん、山田優さん。また、みのもんたさんは「ONE PIECE」の
新作で特別なキャラを作ってもらい出演するのだそうで、まさにラッシュ状態だ。
かつて、タレントを声優に起用しネットで大論争になったことがあった。それは宮崎駿アニメ
「ハウルの動く城」の木村拓哉さん。木村さんという自身のキャラクター、存在感に圧倒的な
ものがあるためか、「キムタクの顔ばかり浮かんできて、物語に没頭できない」
また、「本物の声優なら表現力があり、もっと映画が面白かったはず」などという意見が
大量に出た。
木村さんのファンにとっては大歓迎でも、アニメファンにしてみれば、「純粋に」アニメを
楽しみたい、という気持ちが強かったのだろう。木村さんに限らず、タレントを声優に起用
する事には様々な意見があり、朝日新聞の07年2月24日夕刊の記事「(TV端会議)今も
耳に残る、あの声優たちの声」に「話題性から人気俳優が吹き替えを行うことが多い
ですが、やはり違和感があります。餅は餅屋。吹き替えは声優さんに」「吹き替えは、
その声優の顔が浮かんでこないのがベスト」といった読者の意見が掲載されている。
(>>2-10につづく)
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