07/12/11 03:23:08 0
さいたま市緑区のディスカウント店「ドン・キホーテ浦和花月店」が2004年12月に全焼し、
3人が死亡した放火事件について、「さいたま市消防局の対応が怠慢だったため逃げ遅れた」
などとして、3人の遺族が近くさいたま市を相手取り、計1億8900万円の損害賠償を求める
訴訟をさいたま地裁に起こす。
訴えを起こすのは、亡くなった大島守雄さん(当時39歳)、小石舞さん(同20歳)、関口舞子
さん(同19歳)の従業員3人の遺族計4人。遺族側によると、出火後に大島さんは消火器を
使って消火活動にあたり、小石さんは上司の指示で119番通報していた。3人は店舗中央
付近のほぼ同じ場所で、遺体で見つかった。
遺族側は、小石さんから通報を受けた消防局が退避するよう指示しないまま2分近く状況
把握のための通話を続けたほか、現場に到着した消防署員が情報収集を十分に行わなかった
ため、店舗内に救出に入るまでに15分かかったと指摘。このため3人は逃げ遅れたとしている。
この事件では、無職渡辺ノリ子被告(50)が現住建造物等放火などの罪で起訴され、
今年3月、さいたま地裁で無期懲役の判決を受けて現在控訴中。遺族側は「原因は
放火だが、消防局は被害の拡大を防ぐという責務を怠った。遺族への説明にも誠意が
感じられない」と主張。同市消防局は「詳しい内容を承知していないのでコメント
できない」としている。
記事
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)