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・厚生労働省が来年度から、生活保護の生活費にあたる「生活扶助」の水準の引き下げを検討
しているのを受け、県内の市民団体や大学教授ら有志一同が8日、鹿児島市中央公民館で
「生活保護基準切り下げに抗議する鹿児島緊急集会」を開いた。呼びかけに応じた約160人が
参加し、決議の採択やデモ行進で引き下げ反対を訴えた。
厚労省は、「生活扶助」の水準が、低所得世帯の一般的な生活費よりも高めになっているとし、
来年度からの額の引き下げを検討している。これを受け、貧困者を守ろうとする市民団体などが
抗議の声を上げようと結集した。
集会では鹿児島大法科大学院の伊藤周平教授が基調講演し、厚労省のまとめでホームレスが
全国で2万人近くに上っていることなど、貧困者を取り巻く厳しい環境を紹介。呼びかけ人の一人の
芝田淳・司法書士が厚労省の表明までの経緯を説明し、「現場の声を聞かずに厚労省は拙速に
引き下げを実施しようとしている」などと批判した。
厚労省に提出する反対決議を採択し、出席者は市中心部をデモ行進。プラカードを掲げて、
「生活保護を受けさせろ」「生きていくのを邪魔するな」などとシュプレヒコールを上げた。
(2007年12月9日 読売新聞)
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