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リクルート出身の藤原和博氏が校長を務める東京都杉並区立和田中学校で、来年1月から、大手進学塾「サピッ
クス」(中央区)の講師を招き、2年生を対象に夜間、学力向上に向けた授業をすることが分かった。保護者か
ら授業料を集め希望する生徒を対象にするという。公立中の中で進学塾が定期的な授業をするのは極めて異例で、
公立学校と塾のあり方をめぐり、波紋を広げそうだ。
関係者によると、授業は「夜スペシャル」と名付け、保護者らで構成し、同中を地域ぐるみで支援する「和田
中地域本部」が主催する形を取る。
授業は国語と数学、英語の3教科で、月、水、金、土の週4日。平日は午後6時半~同9時半。生徒は休憩を
取りながら1日3コマを受講する。土曜日は午前9時~正午で、英語のみという。平日コースと平日・土曜日
コースの2コースを設け、入塾試験も実施する。生徒のレベルを見ながら授業を展開する。
和田中では、これまでの暗記を重視した授業を疑問視し、物事に対する「論理的思考力」を鍛える方法を模索
してきた。今回の試みもその一環で、サピックスの講師と同中の教諭とが連携し、思考力を鍛える教材を共同開
発し、その教材を使いながら、サピックスの講師が授業をする。授業料はサピックスの料金の半額に設定し、保
護者側が支払って生徒が受講するシステムになるという。
1月から試行的に始め、4月から本格実施したいとしている。
2以降に続く
ソース
毎日新聞 URLリンク(mainichi.jp)