07/12/09 10:26:34 0
厚生労働省の検討会が生活保護基準(生活保護費の水準)引き下げを容認する報告書をまとめた。
国が基準引き下げに踏み切るかどうかは未定だが、物価上昇が目立ち始めた今、
「基準を引き下げられたら生きていけない」と訴える生活保護受給者も多い。
7日に開かれた市民集会「生活扶助基準に関するもう一つの検討会」には当事者や学者ら
約150人が参加、報告書への批判が相次いだ。【市川明代、東海林智、柴田朗】
◇現状でも命維持のみ
「生活保護は現状でも命を維持するだけの制度にとどまっている」
生活保護を受けている70歳以上の人に支給されていた「老齢加算」が06年に廃止された後の
高齢者397人の生活実態を調査した全日本民主医療機関連合会の斉藤江美子さんは、強い口調で訴えた。
下着を含む衣類などの年間購入頻度では、82.5%が「3回以下」と回答し、「ゼロ」は40%。
廃止で一番不足したのは食費(53.9%)で、「白いご飯だとおかずが欲しくなるのでパンで済ます」
「1合のご飯を3回に分けて食べる」など、切り詰めた生活が浮かんだ。7割以上が地域行事や
冠婚葬祭への参加を控えていた。斉藤さんは「孤立化した状態だ。これで健康で文化的な
生活と言えるのか」と疑問を投げかけた。
生活保護を受けるシングルマザーの女性は「何度就職しても解雇され、わずかな児童扶養手当に救われた。
今も失職中だが、19歳の長男の稼ぎでやっと生きている」と窮状を訴えた。
事故で足や手の指を切断し、視覚障害もある男性は「おにぎり252円、納豆99円……」など
細かく記した家計簿を公開した。仕事はできないが、小学校などで自らの体験を語っている。
「新しいコートがほしくて食費を削っている。生活保護を利用しながらでも社会参加し、
生きていたいという思いは間違っているでしょうか」と声をからした。
集会では、生活保護を受けていない人からも、基準の引き下げが他の手当に影響するのでは、
との不安の意見が相次いだ。
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