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「受験どうなる」戸惑う生徒
・県私学文書課は7日、同校の早坂伊佐雄校長に▽生徒、保護者らへの説明▽今後の履修計画の
策定▽原因究明と再発防止―などを要求した。早坂校長はこの後、報道陣の取材に「以前から
(7科目の)授業数が少ないと認識していた。1、2年生のカリキュラムでは、(必修科目の)授業数を
増やした」と語った。昨年、県に虚偽の回答をしたことについては「少しの時間でも履修していれば、
未履修ではないと思っていた」などと釈明した。
一方、同課の宮原賢一課長は「何らかの救済は必要だが、救済ありきではない。まずは補習計画を
見ないと」と苦渋の表情を浮かべた。昨年10、11月の2回、同課が行った書面調査では、最初にまず
「未履修あり」「未履修なし」を聞いたうえで詳細を問う形式だったが、同校は「なし」を選択しただけ。
同課は正直に申告した3校に立ち入り調査を行ったものの、「なし」と回答した高校には何の調査も
行わなかった。昨年、未履修が発覚した私立高校幹部は「自己申告しなければ、結局うやむやのまま
だったのか」と不信感をあらわにする。
宮原課長は、虚偽報告をうのみにしたことについて「県には私立高校を調査する権限がない」と
言葉を濁し、別の同課幹部も「学習指導要領は最低限のルールなのに、考えられない事態」と頭を抱
えた。同課は昨年の調査の不備を補うため、県内の他の私立高校18校、中等教育学校1校に対して
改めて履修状況の調査を10日から行う。
(>>2-10につづく)
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