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★イヌが首つり自殺? 飼い主を書類送検
・犬が自殺?、それとも事故か虐待か-。大阪市東淀川区の市営住宅ベランダで今年
7月、体長1・3メートルの大型犬が首をつった状態で死んでいるのが見つかった。
「犬が自殺するわけがない」と騒ぎになり、東淀川署が捜査に乗り出す事態に。
同署は事故死と断定したが、飼い方がずさんで、狂犬病の予防接種を受けさせて
いなかったとして狂犬病予防法違反の疑いで飼い主の女性(36)を書類送検した。
調べでは、死んだ犬は、スイス原産の荷車などを引く挽曳(ばんえい)犬のバーニーズ・
マウンテンドッグのオス5歳。7月5日午前11時10分ごろ、通行人の男性が、東淀川区の
市営住宅4階のベランダでドアのノブにくくりつけられたリードで首をつり、ベランダのさくに
垂れ下がった状態で死んでいるのを発見し交番へ届け出た。
体長1・3メートルの大型犬が、首をつって死んでいるという異様な光景に、近所の住民らは
一時騒然。目撃した近くの男性会社員(42)は「犬が自殺するわけがなく、なんで首つりで
死んでいるんだとうわさになった」と話す。
東淀川署は当初、飼い主の女性が虐待死させた可能性もあるとみて、動物愛護法違反
容疑で捜査したが、女性はエサを規則正しく与えるなど、犬をかわいがっており、虐待死の
可能性は低いと判断。最終的に犬が、高さ約1メートルのベランダのさくを飛び越えた際に
リードで首をつる形になった事故死と断定した。
一方、一人暮らしの女性の部屋は、犬の汚物であふれて異臭がするなど、飼い方が
ずさんで平成14年8月以降は府に飼い犬の登録をせず、15年9月以降、年に1度義務
づけられている狂犬病の予防接種を怠っていたことも判明。そもそも市営住宅で犬を
飼うことは認められておらず、同署は狂犬病予防法違反での立件に踏み切った。
当初はペットショップで売れ残っていたこの犬を「このままでは保健所に連れて行かれて
しまう」と、格安で買い取ったという女性は「仕事が忙しくてなかなか面倒をみられず、
散歩にもいけなかった」と話しているという。
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