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日本の外交官が私物パソコンにコピーしていた仕事上の文書などをインターネット上に流出させていたことが6日、
分かった。ファイル共有ソフトの使用で暴露ウイルスに感染したためで、テロ組織の活動に関する文書や外国の情勢
分析資料もあった。外務省も事実を把握し、機密情報が漏れていないか確認を急いでいる。海上自衛隊の暗号など
重要情報の流出が相次ぎ、各省庁が私物パソコンへのデータのコピーを禁じるといった対策に乗り出す中、危機
管理のずさんさが改めて浮き彫りになった。
情報を流出させたのは在トリニダード・トバゴ日本大使館に勤務する3等書記官(31)。今年10月中旬、ファイル
共有ソフト「Share(シェア)」を私物のパソコンで使用中、ダウンロードしたデータに混入していた暴露ウイルスに感染。
約30点の文章を流出させた。ワープロソフトで作った書記官自身の名刺や外務省が作成した辞令の連絡表、元公安
調査庁職員がアジアの在外公館に赴任する際、大使にあてたあいさつ文などがあった。あいさつ文には経歴や家族の
個人情報も含まれている。
このほか、国際テロ組織アルカーイダの細胞組織がアルジェリア、モロッコ、ケニア、エチオピアで、どのような活動を
しているかを探る質問文書があった。ミャンマーのキン・ニュン元首相が退任した後の情勢を分析した英文資料もあり、
この資料の作成者は書記官以外の日本人名となっている。
書記官は「10月中旬、『Share』を使い、ウイルスに感染したのか、ハードディスクが壊れてしまった。情報が流出した
のは知らなかった」と話している。流出情報は「すべてプライベートのものだと認識している」としつつも、アルカーイダの
質問文は「出張で使ったものかもしれない」と答えた。
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URLリンク(sankei.jp.msn.com)