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・調査会社BCNは5日、大手量販店の売り上げデータを集計し、次世代DVDレコーダーの
販売動向をまとめた。11月のDVDレコーダー市場における次世代DVDの構成比は台数
ベースで21.1%、金額ベースで36.6%となり、ソニーや松下電器産業の新モデル投入で
一気に市場が立ち上がった。「メーカー別にうまく製品の棲み分けができた」(BCNの
田中繁廣取締役)ことで、低価格帯から高価格帯まで幅広いモデルが売れている。
11月のメーカー別台数シェアでは4モデルを投入したソニーが57.1%と伸ばし、シャープも
新規ユーザーを取り込み8.7%とした。松下は32.3%で、新モデル投入が遅れている東芝は
2.0%にとどまった。メーカーごとの平均単価は、エントリー~中級者向け製品が多い
ソニーが12.8万円、高機能機を揃えた松下が15.3万円、HDDを搭載せずVHSからの
乗り換えユーザーを狙った製品を発売したシャープが9.6万円と分散している。
「意外に上位機種が売れた」(田中取締役)ことで売れ筋は13万円未満の低価格帯と
13万円以上の中・高価格帯に分かれた。各メーカーが商品戦略を他社と差別化し多様な
選択肢を用意したことが需要を喚起したという。
ブルーレイ・ディスク(BD)とHD-DVDの規格別では、BDが98%のシェアを取った。東芝は
12月中旬に9万円台のHD-DVDレコーダーを発売し巻き返しを図るものの、「力関係が
逆転することはもうないのでは」と田中取締役は見る。ただ、「パソコン用やプレーヤー
分野ではHD-DVDが優勢なこともあり、規格が一本化されることはなく、ソフト的な対応で
規格を気にせず使えるようになるのでは」と分析している。
一方、薄型テレビ商戦は10月からの消費の落ち込みが影響し、出足はやや鈍いという。
大型化も以前より落ち着き、「日本の住宅事情では50型以上の大型化は壁掛けテレビに
ならない限り望めない。シャープなどの超薄型テレビが北京五輪に間に合わうように出揃う
のは難しいとみられ、08年は厳しい年になるかもしれない」と予想した。
URLリンク(it.nikkei.co.jp)
※ソース元にグラフあり。
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