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【サッカー】Ｊリーグ「元」強豪がカリスマ声優にすがるワケ（ゲンダイネット）
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Ｊリーグの「元」強豪、Ｊ１に復帰した東京ヴェルディのホームスタジアムの新ＤＪに、
人気アニメ声優の若本規夫（６３）が就任する。
若本氏は「ドラゴンボールＺ」の敵役「セル」、国民的アニメ「サザエさん」の「アナゴ
さん」などで知られる、アニメ界の「大御所」的存在と言われ、そのカリスマ性はアニメ
オタクの中では絶対的なのだそうだ。そんな若本氏の人気に目をつけたのが、逆に人気の
凋落が著しい、「堕ちたカリスマ」こと、Ｊリーグ・東京ヴェルディ。
「Ｊ創成期には、三浦カズやラモスら人気選手を数多く揃え、ヴェルディは大人気を誇っ
ていましたが、それも過去の話。川崎市から東京に移転したのが大間違い、２年間のＪ２
（Ｊリーグ２部）暮らしですっかりファンも減り、いまや閑古鳥です」（サッカー関係者）
どうやらヴェルディは減ったファンをアニメオタクで埋めることを狙っているらしいのだ。
なるほど、サッカーに興味はないが、若本規夫の声が聞きたいから─という理由で、ス
タジアムに足を運ぶアニメオタクも少なくないだろう。
しかし、こうした短絡的な集客方法に疑問の声もある。「サッカーマガジン」誌の元編集
長で、サッカー評論家の千野圭一氏はこう指摘する。
「過去に、現在は消滅した横浜フリューゲルスが観客増を狙い、当時人気だったアニメの
グッズを来客に配ったことがあります。しかし、そのアニメグッズを貰うことだけが目的
でスタジアムに来たアニメオタクたちは、目的のグッズをもらうだけもらうと、試合も見
ずに帰ってしまったのです。サッカーを見る気のないオタクとヴェルディサポーターとの
間で、トラブルが起こる可能性も否定できません」
ヴェルディのオタク頼みの集客策は、フリューゲルスの二の舞となるかも？