08/08/29 10:13:04
10代の女性2人がニューヨークの飲食店などで出されるすしネタのDNAを調べ、
安い魚を高級魚と偽って売っている店があることを突き止めた。
ケイト・シュテックルさんとルイーザ・ストラウスさんはニューヨークの高校の卒業生。
科学を専攻しているわけではなく大学にも行っていないが、シュテックルさんの父マークさんが
科学者で、生物の種類を手軽に識別できる「DNAバーコーディング」という技術の推進者だった
ことから、大好きなすしのネタで、DNAの塩基配列を調べてみようと思い立った。
2人は約300ドルを費やして飲食店4店と食品店10店からすしネタ60品目のサンプルを収集。
カナダのグエルフ大学に送ってDNAバーコーディングで魚の種類を調べてもらい、
表示通りの魚かどうかをチェックした。
その結果、2人が送ったサンプルの25%が表示と違う種類の魚だったことが判明。
いずれの場合も人気のないネタや安い魚が高級魚と表示され、例えば安価なカワスズメが
「ホワイトツナ(ビンナガマグロ)」として、レッドスナッパーが「大西洋タラ」などとして
売られていた。
表示を偽装していたのは調査対象とした飲食店の半分、食品店10店のうち6店に上ったが、
シュテックルさんは訴訟沙汰を恐れて店名は公表していない。「漁師のせいではないし、
飲食店のせいでもないかもしれない。流通の過程で偽装されている可能性が最も高い」という。
今回の調査結果を見てすしを食べる気がしなくなったかと尋ねると、
「あれからもう50回くらい(すしを)食べたので、そんなことはないと思う」との答えだった。
CNN.co.jp 2008/08/28
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