08/06/05 11:06:02
★アメリカでもっとも不健康なドリンク
アメリカの健康志向系青年誌【Men's Health】では、定期的に「アメリカでもっとも●×な△■の◎□」という
特集記事が組まれる。人気コーナー「Eat This, Not That(これを食え、あれは食うな)」の記事であることが
多いのだが、これらの内容を見るたびに「良いもの、悪いものは分かるが、アメリカって日常茶飯事的に
こんな食品が手に入って、普通の人が口にしてるの?」と目を疑いたくなる。今回の【アメリカでもっとも
不健康な20種のドリンク(The 20 Unhealthiest Drinks inAmerica)】もその一つ。もはや「飲み物」と書いて
「どくぶつ」と読むのでは、と突っ込みたくなるような代物だ。
元記事の冒頭説明文によると、アメリカ人は一日の摂取カロリーの21%を飲み物から吸収する。
そして平均で一日あたり82グラムの砂糖(分)を口にするという。小さじ用のスプーンなら20杯分、
カロリーにして317キロカロリーに相当するとのこと。執筆者いわく「食べ物だけではなく、飲み物にも
ダイエットの大敵は多数存在する。いわばこれらは『災いなる液体(the liquid disasters)』リストだ。
それでももしこれらの飲み物を飲みたいというのなら、自己責任で、しかもちびちびと飲むことを
お勧めする」とのこと。
実際にリストアップされているのは色々な種類別に分けられた全部で20種のドリンクたち。ただし他の
「Eat This, Not That(これを食え、あれは食うな)」同様に、日本ではなじみの薄いものも多い。例えば
「もっとも不健康な健康ドリンク」として名前が挙がっている「Glaceau VitaminWater」をピックアップ
されても「何それ」と答える人がほとんどだろう(ちなみに130キロカロリー・砂糖33グラム。コカ・コーラと
ほぼ同じ砂糖分を含む’健康’ドリンクである)。
URLリンク(www.gamenews.ne.jp)
そこでここではベスト、もといワーストのドリンク、つまり「アメリカでもっとも不健康なドリンク」を
紹介する。
そのドリンクの名は……バスキン・ロビンの「Baskin Robbin’s Large Heath Bar Shake」
URLリンク(www.gamenews.ne.jp)
一人前の主要成分は次の通り。
> 熱量:2310キロカロリー 脂肪分:108グラム 砂糖266グラム
> 重量:32オンス(907グラム)
> 成分として入っている要素の数:73
> 砂糖分を小さじスプーンで計算すると:66杯分
> 同じ熱量をチョコレートバーの「Health Bar」で採るとすれば:11本分
> 飲み干すまでの平均時間:12分
> ジョギングマシンで走ることにより、摂取した熱量分を消費するために必要な時間:240分
まさに【アメリカの国歌】を歌いたくなるような気分にすらさせてくれる。ああ、偉大なる国、アメリカ
合衆国。星条旗よ、永遠なれ(これは国歌とはちょっと違う)……それ以上、何をコメントすれば
良いのか。
ちなみに【「アメリカで一番健康に悪い」のらく印を押された食品たち】でも触れたが、日本人の
一日あたりの平均摂取熱量は2700キロカロリー、アメリカ人は2500キロカロリーとのこと。この1杯で
ほぼ一日分の必要摂取量は充足してしまう。食事を取るのが面倒な人には良いかもしれない。
またバスキン・ロビンは日本ではサーティワンアイスクリームという名前で、不二家との合弁会社が
チェーン店を展開している。ただし「ラージヘルスバーシェイク」は販売されていない。シェイクを
取り扱っている店は一部に過ぎず、それとてサイズは16オンス(450グラム)まで。……賢明な選択といえる。
もしアメリカに旅行へ出かける機会があったら、バスキン・ロビンの「Baskin Robbin’s Large Heath
Bar Shake」を頼んでみるのも良いかもしれない。体調に保証はできないが、話のネタにはなるだろう。
もちろん実際に手にとる人がいても
> 自分の責任で飲んでください。(Drink at your own risk.)
であることは言うまでも無い。
URLリンク(www.gamenews.ne.jp)