08/06/04 02:01:55
◆Iranian president slams 'devilish' West over food crisis（AFP／US Google）
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イランのアフマディネジャド大統領がローマで開催されている食糧サミットでスピーチを行った。世界
的な食料価格の高騰に言及し、一部の「強い勢力<big powers>」が悪魔的な動機から世界的な食糧危
機を操作しているとして西側諸国を非難した。さらに、「強い勢力」がその意思を国連安保理に反映さ
せつつあるため、食糧危機の問題を国連の枠組みの外で取り組むことを求めた。
また、アフマディネジャド大統領は、西側諸国は米ドルの価値を下落させるよう行動しており、このた
め石油と食糧の価格高騰に油を注いでいると主張した。
スピーチの公式訳によると、「今日、『強い勢力』の立案者たち<planners>は米ドルの価値を下落さ
せるよう行動している」と述べ、「自分たちの思惑を市場に反映させている」と非難している。
「我々には、ドルの下落とエネルギー価格の上昇が表裏一体の関係であることがわかっている。これら
は近年の諸問題の背景となる要因の一部だ」
アフマディネジャド大統領はブラジル、フランス、アルゼンチン、エジプトの大統領など各国の指導者
とともに、ローマにあるFAOの本部で開かれている食糧サミットに出席している。しかし、強硬派のア
フマディネジャド大統領は、食糧危機がそもそも国連のシステム内で扱うべきかどうかを問題にした。
「『強い勢力』が安保理諸国の利益となるよう行動し、また自らの利益のために安保理を利用してもい
るというのに、国連が食糧危機の状況を改善できるだろうか。」
バン・キムン国連事務総長は、サミット開会にあたって、食糧価格の高騰の危機により何百万人も
の人々が貧困に陥る懸念があるとして、食糧生産の大幅な増大の必要性を訴えた。食料価格は30年間の
高値圏にあり、世界は「ただちに行動する」とともに、「食糧安全保障を改善する」ために長期の目標
を置かなければならないとした。
世銀によると、食料価格はこの3年間で2倍になっており、エジプト、ハイチなどの多くのアフリカ諸国
で暴動が発生している。ブラジル、ベトナム、インド、エジプトは食糧輸出規制をかけている。バイオ
燃料の利用拡大や貿易障壁、アジアでの需要拡大、不作、輸送コスト増大も、価格高騰の原因とされて
いる。
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