08/05/13 22:16:30
建国60周年 イスラエルを覆う「孤立感」
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【カイロ=村上大介】
イスラエルの独立宣言と、それを認めないアラブ諸国の宣戦布告による
第1次中東戦争勃発(ぼつぱつ)から14日で60年を迎える。
大量のパレスチナ難民の発生と4回にわたる中東戦争を経て、
イスラエル・エジプト平和条約締結(1979年)、
パレスチナ解放機構(PLO)と結んだオスロ合意(93年)と和平への模索は続いたものの、
21世紀になってもイスラエルに「平和」は訪れていない。
むしろ最近、イスラエル社会を覆うのは、和平へのあきらめと内向きな孤立感だ。
建国の父、故ダビド・ベングリオンが国連パレスチナ分割決議に基づき、
独立を宣言したのは48年5月14日。これを認めないエジプト、ヨルダン、イラクなどの
周辺アラブ国は直ちに宣戦布告し、第1次中東戦争が始まった。
だが、兵力で勝っていたはずのアラブ側は「戦勝後」の領土分割の思惑などで足並みが乱れ、
後がないユダヤ軍に苦戦。
イスラエルは停戦協定で、分割決議に定められたよりも多くの領土を手にする結果となった。
同時に、パレスチナ問題の根幹をなす大量のパレスチナ難民が発生した。
当時のイスラエルには、「アラブの敵意」に囲まれ、国家の存続が危ういという危機感があった。
しかし、67年の第3次中東戦争で、歴史上のユダヤ、イスラエル王国があった
ヨルダン川西岸やガザ地区を含むエレツ・イスラエル(イスラエルの土地)を占領したことで、
社会には宗教的な雰囲気が広がり始めた。
いわく。「神がユダヤ人に約束した土地を回復した勝利は奇跡のたまものだ」
欧州でのユダヤ人差別に対する解答として、
ユダヤ人国家の創設を提唱したテオドール・ヘルツルが
スイスで第1回シオニスト会議を開いたのが1897年。
シオニズムは当初、社会主義的な理想論と結びつき、
私有財産を否定するキブツ運動として具体化したが、「約束の地」を手にした67年以降、
イスラエルではシオニズムを「約束の地」と結びつける宗教シオニズムの力が増した。
(つづきは>>2。)
(05/13 20:51)
★ ソースは、産経新聞 [日本] とか。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
★ 関連スレ。
【イスラエル】建国60年、イツィク国会議長がパレスチナに平和呼びかけ[08/05/08]
スレリンク(news5plus板)
とか。