08/05/09 09:54:35
ストレスに満ちた過酷な毎日の生活で、立ったり歩いたりの仕事から解放されて
休みたいと思ったことはないだろうか?
それなら、今すぐ荷造りをして、ヒューストンに行くといい。米航空宇宙局(NASA)が、
90日間連続でベッドに寝ているだけで1万7000ドルを支払ってくれるそうだ。
ジョンソン宇宙センターの『Human Test Subject Facility』で行なわれるこのベッドレスト
実験は、微重力状態が人体に及ぼす影響を研究するためのものだ。
ベッドレスト研究のウェブサイトには、次のような説明がある。
参加者は、(指定のテストを行なうための限られた時間を除いて、)やや下向きに傾斜した
姿勢(頭が下がり、足が上がった姿勢)で、90日間ベッドに寝て過ごす。参加者は毎日、
16時間起きていて、8時間寝る(灯りは消す)。
覆いの下で懐中電灯をつけて読書ができるかどうかは、書いていないのでわからない。
冗談はさておき、宇宙に長時間滞在する宇宙飛行士たちは、無重力による深刻な影響を
経験してきた。われわれの体は、一定量―具体的に言うと、この地上で現在感じている
程度の量―の重力に対応するように進化してきた。重力が無い環境では、足がむくみ、
筋肉が衰え、骨密度が減る。宇宙からの帰還後、宇宙飛行士たちの体が地球の重力に
再び対応できるようになるまでには何ヵ月もかかることがある。
ここまで読んでもまだあなたの気持ちが変わらないなら、実験参加の申し込みを
するといい。参加要件としては、米空軍入隊に必要な身体検査に合格し、さらに血液
検査を受けなければならない。これは、2160時間もの間、ただ寝ているだけの退屈感を
紛らわすためにドラッグの助けを借りなくてもいい、ということを証明するための検査なのだろう。
実験に参加することが、1ヵ月で5000ドルを稼ぐもっとも楽な方法なのか、あるいは、
人間に課すことができる最悪の懲罰なのか、われわれには判断できない。実験中に
オンライン・ゲーム『World of Warcraft』で遊べるかどうかが、重要な決め手になる
ような気もする。
[2002年にフランスで行なわれた、3カ月間にわたるベッドレスト実験についての過去記事は
こちら(日本語版記事)。URLリンク(wiredvision.jp)
自由時間には読書やゲーム、テレビやコンピューター使用を認められたが、食事、
入浴(特別製のシャワーを使う)、トイレなどの日常の作業はすべて傾斜姿勢で行なわれたという。
2005年にフランスで女性12人を対象に行なわれたベッドレスト実験についての紹介記事は
こちら。URLリンク(www.mitsubishielectric.co.jp)
ソース(WIRED NEWS)
URLリンク(wiredvision.jp)
原文(English)
URLリンク(blog.wired.com)
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