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【イギリス】核戦争の最大の懸念は放射能ではなく紅茶不足、50年代の英公文書[05/05]
もし核戦争が起きたら政府は何について最も憂慮するべきか―答え、紅茶不足。
こんな内容の英政府の公文書が4日、公開された。
英国立公文書館(National Archives)で保管され、このたび機密指定解除された1954-56年の英有事対策会議の
議事録には、英国が原子爆弾や水素爆弾の攻撃を受けた場合の懸念について、放射能汚染ではなく、
英国人の主飲料である紅茶が不足する「非常に深刻な事態」に陥ると記されていた。
議事録によると、核攻撃で「英国内の紅茶用茶葉の75%が損失し、茶葉の輸入も大幅な遅れが予測される」
うえ、「配給制度も確立されていないため、1人当たり週28グラムの茶葉の配給すら困難と思われる」。
その上で、「こうした紅茶不足に対する有効な解決策は、現在のところまだない」と結んでいる。
また、1955年の議事録では「核融合爆弾の開発によって、われわれが講じるべき食料防衛対策はより
先進的かつ困難なものとなった」と警告。核戦争の有事対策として、食料備蓄の確保とともに
パン、牛乳、肉類、油脂類、そして紅茶と砂糖の安定供給を挙げている。
ソース AFP BB News 2008年05月05日 16:58
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