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【パレスチナ】パレスチナ国家樹立で10年停戦、イスラエル生存権承認も[04/28]
パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの指導者マシャル氏は26日、
カタールの首都ドーハで共同通信と単独会見。ヨルダン川西岸とガザを領土とするパレスチナ国家樹立が
認められれば、イスラエルと「10年間の停戦協定を結ぶ」用意があると表明した上で、新国家が将来的に
イスラエルの生存権を認める可能性があることを示唆した。
同氏は、ハマスとしては生存権を認めないと述べた。しかし樹立後のパレスチナ国家が「対イスラエル関係の
在り方を決める」と述べ、ハマスが参加する政権が将来、生存権を承認する可能性を示した。
2国家共存を視野に入れ、これまでより踏み込んだ発言で、現実路線に近づこうとする姿勢をうかがわせた。
マシャル氏は、パレスチナ国家樹立の前提として(1)1967年の第3次中東戦争前の国境線までイスラエルが撤退
(2)パレスチナ人の完全な主権(3)難民の帰還権―を列挙。これらを条件にした停戦案は、同氏と最近会談した
カーター元米大統領にも伝えられた。
■イスラエルの生存権
イスラエルの生存権 パレスチナ解放機構(PLO)は1988年、イスラエルの生存権を事実上承認。
93年にはパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)で相互承認した。イスラム原理主義組織ハマスは
「占領者を認めることはできない」と承認に反対、イスラエルとの「武装闘争」を続けている。
昨年11月の中東和平国際会議を機に米国が進める和平仲介でも、イスラエルとハマスの関係が
鍵の一つとなっている。
ソース U.S. FrontLine 2008年04月27日 09:52米国東部時間
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