08/04/22 16:03:00
凶悪犯罪前歴者の米軍入隊が急増
ワシントン(AP) 米陸軍と海軍の2007年度の入隊者は、殺人や性犯罪といった重罪の前歴者が前年に比べ
大幅に増えたことが、米下院の委員会が21日公表した統計で分かった。
重罪で有罪判決を受けたことのある前歴者の入隊は、陸軍が2006年度の249人から2007年度は511人へ、
海軍は2006年度の208人から2007年度は350人へといずれも急増した。
前科のほとんどは窃盗や違法薬物関連だが、性犯罪の前歴者が9人、殺人・危険運転致死罪の前歴者が9人いた
ほか、武器を使った加重暴行や強盗の前歴者も数十人に上った。
イラクなどで戦闘が長引く中、陸、海軍とも新兵の採用が難しくなっており、結果的に前歴者が免責されたり、健康
問題などで本来適正を満たさない人物が入隊を許されるケースがここ数年増えている。
空軍が2007年度に採用した中には重罪の前歴者はおらず、陸、海、空軍合わせた2007年度の入隊者18万人の
中では前歴者は一部にすぎない。しかし軍内部や議会は危機感を強めており、統計を公表した米下院監視・政府
改革委員会のワックスマン委員長は、「イラク戦争によって軍の負担が増えた結果、前歴者の採用が急増し、軍の
体制に悪影響が出かねないとの懸念が高まっている」と指摘した。
ソース:URLリンク(www.cnn.co.jp)(CNN)