08/04/18 22:25:29
西太平洋に浮かぶ島国、ナウル共和国のステフェン大統領は１８日、
非常事態を宣言して議会（定数１８）を解散、４月２６日に選挙を実施すると発表した。
政権与党が議席の半数しか占めず、野党との対立で政策が遂行出来ないことなどを理由にしている。
同国では最近、若者ら約１００人による暴動が発生、警察署などが焼かれる事態となった。
騒動の糸を引いたのは野党との見方もある。
同国の人口は約１万２千人。
同大統領は昨年１２月、スコッティ前大統領の不信任案が可決された後に就任。
この際、ライバル候補を議会議長に押し上げて政権掌握を狙ったが、
議長は逆に与党系議員の不適切な行動を理由に職務停止処分を科すなど反大統領の姿勢を強めている。
与野党対立の弊害で予算案成立も遅れている。
ナウルはかつて、豊富なリン鉱石の輸出で南太平洋島しょ国家の中では裕福な生活水準を誇ったが、
資源枯渇と政策の失敗で経済不振に長年直面している。
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