08/04/08 13:19:25
天安門事件からチベット弾圧まで、中国政府の数々の人権侵害に
対する反発が世界各地に広がっており、北京五輪ボイコットの声が
欧米を中心に高まっている。
聖火リレーは、4月6日にはロンドン区間で1,000人のデモ隊と警察の小ぜり合いで
35人の逮捕者を出し、7日のパリ区間でも28人が逮捕され、主催者側がトーチの
聖火を3度消した上リレーも途中で打ち切られた。
聖火は4月24日にキャンベラを訪れることになっているが、キャンベラの聖火リレー実行委員会
テッド・クィンラン委員長は、「聖火がキャンベラに来るまでに何度も抗議行動があれば、誰もが
キャンベラで何か起きると期待するようになる。それが心配だ」と語った。
協議のために北京を訪れているジョン・コーツ豪五輪委員会会長は、「国内聖火リレー警備は
豪連邦警察(AFP)が責任者だ。抗議行動が平穏に行われることを期待するが、AFPがあらゆる
事態に備えていると信じている」と語った。
ツェリング・デキACTチベット人コミュニティ会長は、キャンベラ聖火リレー中に
抗議行動を計画しているが、どのような暴力も支持しないと語っている。
ケビン・ラッド首相は、「五輪ボイコットを支持しないが、北京には行かないし、
聖火のキャンベラ到着を迎えることもしない」と語り、野党保守連合は、
「聖火を首相が迎えないのは国際慣習に反し、礼を欠く態度だ」と批判した。
また、聖火が通過した一部の国で五輪制服を着た正体不明の中国人が
聖火リレー抗議行動排除に加わっている姿が報道されたが、首相は、
「豪国内で警備に外国人を加えることはありえない」と言明した。
ソース（日豪プレス）：
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