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森林伐採面積 5カ月で東京都の3倍 アマゾン
2008年02月07日18時36分
世界最大の熱帯雨林を有するブラジル・アマゾンで森林伐採のペースが加速している。
ブラジル環境省はこのほど、昨年8月から12月の5カ月間だけで約7000平方キロの森林が
失われたとみられると発表した。東京都の面積の約3倍にあたる。
ブラジル国立宇宙研究所によると、衛星写真によって同じ時期に約3200平方キロの伐採が
確認された。これだけで04年の同期の4倍にあたる。
この調査では、25ヘクタール以下の伐採は確認できないうえ、熱帯雨林の上空は雲が
かかることも多く、実際の5割程度しか発見できないという。このため、同時期に失われた森林面積は
7000平方キロに達するとみられる。環境省高官は「極めて憂慮すべき事態だ」としている。
国際的な穀物価格の上昇により、農園主や牧場主がアマゾン地域での事業拡大をめざした結果と
みられている。
ロイター通信などによると、アマゾンの熱帯雨林は70年代に比べ5分の1ほどが失われている。
ブラジル政府はアマゾン地域の自然保護に力を入れ、違法伐採を厳しく取り締まっていると説明。
ルラ大統領は昨年9月の国連総会の演説で「近年、アマゾンの森林伐採のペースを半減させた」などと
環境保護政策の成果を誇っていた。
これまでの主張が覆された形の政府は、緊急対策として、環境破壊を監視する警官を25%増やすことを
決めた。しかし広大な森林面積に比べると増員はわずかで、焼け石に水というのが実態だ。
ソース(asahi.com):
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