08/06/09 15:54:49
・日本の人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の中に、悪役がイスラム教の聖典コーランを
読みながら主人公らの殺害を命じる場面があり、アラビア語圏のウェブサイトで批判が
高まっていることが21日分かった。
中東では「コーランを読めば悪者になるという趣旨か。イスラムへの攻撃だ」などとの
書き込みが300以上のサイトに広がっており、イスラム教スンニ派教学の最高権威機関
アズハルの宗教勧告委員長アトラシュ師は「イスラム教に対する侮辱で受け入れられない」
と非難した。
集英社広報室は「作品の舞台であるエジプトの雰囲気を演出するため(アラビア語の)本を
登場させることを考え付き、見つけた資料をコーランと知らず、使ってしまった。イスラム
教徒の方に不快な思いをさせ心よりおわびする」としている。
批判の対象となったのは、2001年に制作されたアニメシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険
ADVENTURE」の第6話「報復の霧」の冒頭。エジプトに潜む悪役「ディオ」がコーランを
読みながら「(日本から来た主人公らを)始末しろ」と部下に命じる場面。
07年3月ごろから、アラビア語の字幕を付けた海賊版がネット上で流通。視聴者の
1人が、サイトに問題の場面の静止画を投稿し「コーランを読めば私たちの子どもも悪者に
なるという意味か」と批判した。この書き込みが反響を呼び、内容を変えながら300以上の
サイトに転載され多数の書き込みを招いている。
「イスラムのイメージを傷つける狙いだ」との批判や「日本までもがイスラム教徒を悪人に
仕立て上げている」との指摘もあり、中には「このアニメを放映したテレビ局は爆破しろ」と
いう過激な意見もある。(一部略)
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