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ユーラシアの逆転
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2008年4月2日 田中 宇
今年のノールーズ期間中の3月25日、イラン、アフガニスタン、タジキスタンの
3カ国の外務大臣が、タジキスタンの首都ドシャンベに集まり、郊外で開かれたノー
ルーズの祝典に参加した。3カ国は、今後は文化経済交流を盛んにすることを決め
た。イランからアフガン北部を経てタジクに至る、鉄道や石油パイプライン、送電線
などの建設を行う事業の構想が話し合われた。中央アジアのペルシャ経済圏構想であ
る。イランのモッタキ外相は「(3カ国が)いっしょにノールーズをお祝いすること
が、団結の象徴です」と挨拶した。(関連記事)
(中略)
タジキスタンは冷戦終結後、内戦状態に陥ったため、中央アジア諸国の中で最も貧
しく、国民の8割が、国連規定の貧困水準を割る生活を強いられている。「地球温暖
化」の誇張策の陰で小さくしか報じられていないが、NASAなどによると、昨年か
ら地球の平均気温は下がっている(この問題については改めて書く)。昨年の冬、タ
ジキスタンも大寒波に見舞われ、パミールの山岳地帯で多くの人々が凍死した。この
時、タジクに支援を出した唯一の国はイランだった。(以下略)