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2008年03月12日 NO・947クウエイト戦略家がイスラエルのイラン攻撃支持
URLリンク(www.tkfd.or.jp)
イスラエルのエルサレム・ポストが伝えるところによれば、クウエイトの戦略
家が、イスラエルによるイランの核施設攻撃を支持する、発言をしたというこ
とだ。
このクウエイトの戦略家は、サーミー・アルファジュル氏で、彼は元クウエイ
ト政府の顧問であった人物だ。このニュースの内容は、彼がアッシヤーサ紙と
のインタビュービューに答えたものだ。彼は現在、民間のクウエイト戦略研究
所の代表者を務めている。
彼曰く「湾岸諸国は皆イランに対し、イスラエルが軍事攻撃をかけることを望
んでいる。アメリカではなく、イスラエルが攻撃するほうが、湾岸アラブ諸国
にとっては、面子を保ちやすいからだ。」ということだ。理由は、イランが地
域での覇権を求めており、レバノン問題、パレスチナ問題、イラク問題に介入
し、事態を複雑化させているからだ。また、イランはスンニー派とシーア派の
対立を、あおってもいるからだということだ。
GCC諸国がイランの核に対して、疑問を抱いているのは、GCCがイランに
対して、核の協力を申し入れたのを、イラン政府が断ったからだ、ということ
だ。サウジアラビア、クウエイト、オマーン、カタール、バハレーン、アラブ
首長国連邦、オマーンも、核エネルギーの活用を望んでいる。
湾岸アラブ諸国は、公式にはイランとアメリカの対立が、平和的に解決するこ
とを望んでいるし、アメリカに対しては、イラン攻撃のために、自国領土を使
わせない、と言っているが、この元クウエイト政府の顧問が、何故この時期に、
このような内容の発言をしたのか、よく考えてみる必要があろう。
もし、イランが核兵器を持つようなことになれば、GCC諸国も同様のことを
考えることになろう。資金に物を言わせ、湾岸アラブ諸国が外国から核兵器を
購入することは、意外に容易なことであろう。核兵器の拡散を防ぐことを、真
剣に考える時期が来たようだ。
投稿者: 佐々木良昭 日時: 00:52