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イラン:米艦船威嚇は第三者の妨害無線か? 米紙報じる
ペルシャ湾のホルムズ海峡で米艦船がイランの高速艇に威嚇されたとして米国がイランを非難している問題で、
米紙ネービー・タイムズは「(威嚇は第三者の)妨害無線だったかもしれない」と報じた。これを念頭に、イランの
ホセイニ外務報道官は13日の会見で「米国の失態で新たな年が明けた」と皮肉り、謝罪を要求した。
米国防総省よると、ホルムズ海峡の公海上で6日、イラン革命防衛隊の高速艇5隻が米艦船3隻に接近、無線で
「数分で爆破する」などと警告した。中東を管轄する米第5艦隊の中将は「威嚇は組織的で、不必要に挑発的だった」
と述べ、交戦寸前の事態になったと証言した。
これに対し、ネービー・タイムズ紙(電子版)は複数の艦隊幹部らの証言を基に、威嚇発言が地元で
「フィリピンの猿」として知られる無線妨害者か、その模倣者の可能性が高いと報じた。米第5艦隊報道官は
13日、会見で「『威嚇無線』の出所は明確でないが、イラン高速艇の行動と関連があると信じている」と釈明した。
イランのホセイニ報道官は「米国は面目を失った」と指摘し、「(イラン包囲網を訴える)ブッシュ(米大統領)の
中東歴訪に沿って、『イラン嫌い』を高めようと、国際世論を誤った方向に導いた」とブッシュ政権を非難した。
イラン側は「米艦船との無線交信は通常の確認作業だった」と述べ、交信記録を含むビデオ映像を公開して反論していた。
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