08/08/30 22:20:19
台北市内で30日、中国に急接近する台湾の馬英九政権に反発する独立派らの呼びかけで大規模な抗議デモが行われた。
集会は一般住民も合流して膨れ上がり、今年5月の政権発足以降、最高規模となり、社会に根付く「台湾人意識」を改めて
内外に示した。
市内2カ所から出発したデモは主催者側発表で「約30万人」となり、最終合流地点の総統府前を埋め尽くした。集会には
野党・民主進歩党の首脳陣も加わり、蔡英文主席は党の再建を誓い、支持を呼びかけた。
対中融和による経済振興策を掲げる馬政権は27日、発足から100日は迎えたが、中国人観光客解禁による経済効果が
見えず、原油高による物価上昇なども逆風となり、支持率は低迷したままだ。経済指標をみても、株価は下げ続け、失業率も
4・06%と就任時より0・22ポイント悪化した。
27日付の台湾紙・聯合報の世論調査では、支持率は47%と、7月の40%よりは持ち直したが、就任時の66%とはなお
大きな開きがあり、経済状態にも53%の人が「不満」と回答した。
だが、民進党も、下野後の体制立て直しが遅れている。総統府機密費の横領疑惑に加え、党主席を歴任した陳水扁前総統
による資金洗浄疑惑も表面化し、同世論調査では支持率11%と過去最低を更新した。民進党は当面、来年12月の統一地方選
を目標に置くが、党内は一枚岩とはいえず、「台湾人路線」の再起を求める住民の声を選挙に反映できるかは不透明だ。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=30日、台北の総統府前で行われた馬英九政権への抗議デモ
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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写真=30日、台北の総督府前を埋め尽くした反政府デモの参加者たち
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写真=30日、台北・総督府前には反政府スローガンを叫ぶ市民があふれかえった
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